音楽は「癒やし」だけじゃない──漢字を歌にして学びを加速させる試み

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はじめに

こんにちは。
音で癒す♪Healing Musicaです。

突然ですが、「異」という漢字、すぐに書けますか?

音楽には、感情を調える力があります。
同時に、記憶を定着させる力もあることをご存知でしょうか?

今回、私は「教育×音楽×AI」という新しい領域に挑戦し、**小学校で習う漢字「異」と「食」**を題材にした楽曲を制作しました。


なぜ、この動画を作ったのか

実は、この企画には個人的な想いがあります。

私は子どもの頃、学校に行けない時期がありました。
教室の空気、音、人の視線──繊細な感覚がすべて重なり合って、体が動かなくなる日が何度もありました。

学校に行けない自分を責めながら、でも「勉強はしたい」「遅れたくない」という気持ちもあって、とても苦しかったことを覚えています。

もしあの頃、家で一人でも学べる、楽しくて心地よい教材があったら──
そう思うと、今でも胸が痛くなります。


繊細さんにとっての「音楽で学ぶ」という選択肢

HSP(繊細さん)の中には、学校に行けない方、行きづらい方も少なくありません。

教室の騒がしさ、集団のプレッシャー、予測できない出来事──
そういったものが重なると、どんなに「がんばろう」と思っても、心と体がついていかないことがあります。

でも、学びたい気持ちは、誰にだってあるんです。

「見て覚える」が苦手な人もいる

日本語の漢字は、視覚的な「形」で覚えることが一般的です。

教科書を眺めたり、ノートに何度も書いたりして、目で見た「形」を脳に焼き付ける──
それが、多くの人が受けてきた教育方法です。

しかし、人には「得意な学習スタイル」があります。

視覚優位の人は、図や文字を見ることで理解しやすい。
一方で、聴覚優位の人は、音やリズムで情報を取り入れる方が、脳に定着しやすいという研究もあります。

聴覚優位型の人にとっての「音楽学習」の力

聴覚優位の人は、「目で見る」よりも「耳で聞く」ことで理解が深まります。

たとえば、

  • 授業の内容を「ノートに書く」より「先生の話を聞く」方が頭に入る
  • 本を「黙読」するより「音読」した方が理解できる
  • 何かを覚えるとき、「見る」より「声に出す」方が記憶に残る

こういった特徴を持つ人にとって、音楽やリズムは最強の学習ツールになるのです。

特にHSPの方は、音に敏感な方が多いと言われています。
雑音や大きな音には疲れやすい一方で、心地よい音やリズムには深く反応し、音の変化や抑揚を繊細に感じ取る力を持っています。

だからこそ、繊細な感性を持つ人ほど、音を通じて情報を吸収する力が高いのです。

音楽には「感情」と「記憶」を結びつける力がある

さらに、音楽には単なる「音の情報」以上の効果があります。

それは、感情と記憶を結びつける力です。

脳科学の研究では、感情を伴った記憶は長期記憶として定着しやすいことが分かっています。
音楽を聴いたときに感じる「心地よさ」「楽しさ」「ワクワク感」が、学習内容と一緒に記憶されることで、忘れにくくなるのです。

逆に、「つらい」「苦しい」という感情と結びついた記憶は、脳が拒否反応を起こして定着しにくくなります。

だからこそ、音楽なら、一人で、自分のペースで、何度でも聴ける。
リズムに乗せて体を動かせば、視覚だけでは覚えにくかった漢字も、すっと頭に入ってくる。

そんなふうに、音楽が「学びのハードルを下げる道具」になればと思い、この動画を作りました。


「異」=田+共、「食」=人+良

意外と知らなくて、大人でも「あ、そうだった!」と思えるような漢字を選んでみました。

漢字には「構成要素(部品)」があります。
たとえば「異」は、上に「田(たんぼ)」、下に「共(みんなの)」を組み合わせてできています。
「食」は、「人」を「良く」すると書く。

言葉で聞くと「なるほど!」と思うのに、いざ書こうとすると忘れてしまう…そんな経験、ありませんか?

そこで今回、構成要素(田+共)をリズムに乗せて反復することで、無意識に正しい形が刷り込まれる仕組みを作りました。

「【田】を書いて【共】を書く / ガッチャンコ!「異」なる!」

この繰り返しのリズムが、脳に心地よく刻まれます。
子どもだけでなく、大人が聞いても「あ、そうだった!」と思い出せる仕掛けになっています。


楽曲の特徴

今回制作した楽曲には、以下のような工夫を凝らしました。

1. 繰り返しのコーラス構造

「【田】を書いて【共】を書く」というフレーズを、キャッチーなメロディで何度も歌います。
耳に残りやすく、自然に口ずさめるようになっています。

2. ストーリー性

「田んぼとみんなの共通点=異なる」「人を良くする=食」という意味を、歌詞の中で物語として伝えます。
単なる暗記ではなく、意味の理解を促す構成になっています。

3. AI生成音源の活用

制作スピードと表現の幅を広げるため、AIを補助ツールとして活用しました。
自然音やヒーリング音楽で培った音響技術を、教育コンテンツにも応用しています。


音楽と学習の関係性──なぜ「歌」は記憶に残るのか

教育心理学では、**「多感覚学習(Multisensory Learning)」**が記憶の定着に有効だとされています。

視覚・聴覚・運動を組み合わせることで、脳の複数の領域が活性化し、情報が忘れにくくなるのです。

リズムと反復が生む「自動化」

音楽の最大の特徴は、リズムと反復にあります。

私たちは、昔覚えた歌を何年経っても覚えていることがあります。
それは、メロディとリズムが「感情」や「体の動き」と結びついて、脳の深い部分(長期記憶)に刻まれるからです。

「九九」を覚えるときも、リズムに乗せて唱えることで、自然に口が動くようになりますよね。
それと同じ原理を、漢字学習にも応用できるのではないか──そう考えて、今回の楽曲を設計しました。

「歌いながら書く」という身体的学習

この楽曲は、**「歌いながら空中に指で書く」「リズムに合わせて体を動かす」**といった使い方ができます。

これは「運動性記憶(Motor Memory)」と呼ばれるもので、体を動かしながら学ぶことで、脳の運動野も活性化し、記憶がより強固になります。

たとえば、ピアノを弾く人が楽譜を見なくても指が勝手に動くのは、この運動性記憶が働いているからです。

漢字も同じで、「書く動き」と「音楽」を同期させることで、視覚だけでは覚えにくかった形が、体に染み込んでいきます。

子どもだけでなく、大人の学び直しにも

このアプローチは、子どもだけでなく、大人の学び直しにも最適です。

資格試験の勉強、語学学習、仕事で使う専門用語──
「覚えなきゃ」と思うほど頭に入らない経験、ありませんか?

それは、脳が「つらい作業」として認識してしまうからです。
音楽は、その「つらさ」を「楽しさ」に変換してくれる魔法のような存在です。

学校に行けなくても、学びたい気持ちがあれば、それは十分です。
自分のペースで、自分の心地よい方法で学べる──そんな選択肢を、音楽で増やしていきたいと思っています。


誰かの「学びたい」を支える音楽でありたい

私はこれまで、周波数やヒーリングをテーマに音楽を作ってきました。
でも、音楽には「癒やす」以外にも、**「学びを助ける」「誰かの居場所になる」**という可能性があると信じています。

繊細だからこそ感じ取れるもの、気づけることがある。
そんな「繊細だけど、前を向きたい」と思っている誰かの助けに、少しでもなれたら嬉しいです。


今後の展開

今回の「異」「食」は、シリーズ第一弾です。

もし反響があれば、他の漢字や、算数の九九、英単語なども音楽化していきたいと考えています。
学校や塾などの教育現場、ホームスクーリング、大人の学び直しにも活用していただけるよう、コンテンツを充実させていく予定です。

あなたが「音楽で覚えたい!」と思う漢字や知識があれば、ぜひコメントやお問い合わせから教えてください。

▶ 楽曲はこちらから試聴できます:[リンク]

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

音で癒す♪Healing Musica

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