物質は、光が形をとったもの―。
画家・思想家ウォルター・ラッセルの宇宙観をもとに、光の幾何学と432Hzの音楽を組み合わせた映像シリーズ「光の音 ― The Sound of Light」。
先に公開した「オクターブ」「結晶化チャート」「十字石」に続いて、シリーズのはじまりにあたる「結晶」と「バランス」を公開しました。
(前回の記事:【https://healing-musica.com/walter-russell-sound-of-light-432hz/】)
1 結晶 ― The Crystal
ラッセルは、物質を「光が形をとったもの」と考えました。
私たちの身のまわりにある石や金属、水晶のように硬く透き通った結晶。手で触れれば確かな重さと硬さがあり、何百年、何千年と形を保ち続けるものもあります。けれどラッセルは、その「硬さ」や「形」こそが、目に見えない光の動きがつくり出したものだと考えました。
彼の考えでは、宇宙のもとにあるのは静かな光です。その光が動き、渦を巻き、ある釣り合いのところで落ち着いたとき、私たちの目には「物」として見えるようになる。つまり物質とは、止まっているように見えるだけの、光の動きの一つの姿なのです。
「結晶は、光の見かけの固体」―。
ラッセルが残したこの言葉を、映像では、星空の中でゆっくりと回る六角柱の結晶として描きました。手前の線は明るく、奥の線は淡く、結晶は少しずつ向きを変えながら回り続けます。そしてその中心には、ひとつの光が灯り続けています。形を変えながらも、内側の光はいつも同じところにある。そんな姿を描きたいと考えました。
背景には、森の木々の間から見上げる星空や、夕暮れの空、天の川を選びました。地上の森と、はるか遠くの星。その間に浮かぶ光の結晶を眺めていると、硬い物も、遠い星も、もとをたどれば同じ光から生まれているという、ラッセルの宇宙観が少し身近に感じられるかもしれません。
この「結晶」は、シリーズ全体の入り口となる作品です。ここから、バランス、ONE、オクターブ……と、ラッセルが描いた光の世界をたどっていきます。
2 バランス ― Balance
ラッセルは、宇宙のあらゆる動きを「リズミカルでバランスの取れた交換(rhythmic balanced interchange)」として描きました。
私たちの呼吸は、吸っては吐くことのくり返しです。昼と夜が入れ替わり、潮は満ちては引き、季節はめぐります。心臓の鼓動も、波の音も、一方に進み続けるのではなく、行っては戻るリズムを刻んでいます。
ラッセルは、こうしたリズムを、宇宙全体のはたらきとして捉えました。広がることと縮むこと、与えることと受け取ること。そのふたつは対立するものではなく、ひとつの動きの表と裏です。どちらかに偏るのではなく、行ったり来たりしながら釣り合うことで、すべては動き続けている―。彼はまた、創造そのものを「宇宙の振り子のひと振り」にたとえています。
映像では、そのリズムを、ゆっくりと揺れる光の振り子として描きました。光の玉は右へ、また左へと揺れ、決して止まることはありませんが、急ぐこともありません。背景には、月の光が映る湖、星空の下の静かな海、夕焼けに染まる水辺などを選びました。水面のゆらぎと振り子の揺れが重なり、ひとつのリズムとなって続いていきます。
与えすぎても、受け取りすぎても、バランスは崩れてしまいます。忙しい日々の中で、どちらかに傾いてしまったと感じたときに、この振り子の揺れを眺めながら、自分の中のリズムに耳を澄ませる時間にしていただけたらうれしいです。

https://youtube.com/shorts/BCUKqGzgz44
https://www.youtube.com/shorts/jS7ktaLBqkE
432Hzと7.83Hz(シューマン共振)について
このシリーズの音楽は、すべて432Hzに調律しています。
さらに、左右の耳でわずかに違う音を重ねて、その差が7.83Hzになる「バイノーラル」の音を、音楽の下にかすかに入れています。
7.83Hzは、地球と電離層のあいだで響く電磁波の共鳴「シューマン共振」の周波数です。
左右の音の違いを感じるために、ヘッドホンやイヤホンで聴くのがおすすめです。
【音楽配信】
2曲は、Spotify・Apple Musicなどでも配信しています。
ー配信リンクー
The Crystal | 結晶_432Hz
The Crystal | 結晶_432Hz by YukaLee – DistroKid
Balance | バランス_432Hz
Balance | バランス_432Hz by YukaLee – DistroKid
これからの公開予定
・10月25日 3 ONE
・11月1日 6 結晶の形
・11月6日 アルバム「The Sound of Light | 光の音」配信
・11月8日 8 螺旋
・11月13日 1時間版「光の音」(8曲を通した1時間の映像)
瞑想やヨガ、読書、眠る前のひとときなどに、光と音の時間をお楽しみください。
